性格キツい女上司がとんでもないエロツンデレだった「キツイ女上司の昼と夜」
入社して3年。正月明け。俺営業部の平社員。あまりの部の営業成績の悪さに業を煮やした社長が連れてきた上司。
紺色のスーツに縁無しメガネ。髪は後で結び、化粧は派手じゃない。
天海祐希を彷彿とさせるその容姿と言動は周囲を恐怖に陥れた。
エリート。キャリア。
有名大学を卒業後語学留学。経済学を学び博士号。
めちゃくちゃキツイ。年下の俺には容赦なく命令。
失敗すればイヤミたっぷりの説教。鬱っぽい。
「後藤君(俺ね)!あなたまた間違えてる、しっかしりて頂戴!」
イキナリ怒鳴り調子。
こんなヤツの歓迎会など誰も行きたくないしやりたくも無い。
俺も”いきたくない派”でなるべくなら触らぬ神に祟り無しという意見。
1/10 営業会議
佐藤(仮名)友美課長は個人攻撃を始めるが俺だけ、どーかんがえても他の同僚より酷い。
それに、仕事のこと言われるなら能力だから仕方が無いが人格否定まではじまる。
1/11 営業本部会議
受注量減少で責められる同僚達。しかし俺は大口を一件受注。得意顔。
しかし、「後藤君!新規じゃないのね?ダメね!ダメ!」
おぃ!新規だろうが無かろうが売り上げアップには繋がってるはずだぞ!
吐き捨てるように言われトボトボ帰宅。
1/12 課長との各人員個人面談
「なにか営業部に問題ありますか!あったらいいなさい」
ふてくされ度マックスパワーだったので「あっても言いません」
「そういう態度は後々自分の身に降りかかってくるわよ!」
「はぁ、すいません」
「好きにしなさい!知りませんから!」でやっと開放。
後の同僚はとばっちりを受けたのか一時間以上出てこない。
1/13 社長より「歓迎会をやってあげなさい」との通達。
いきなり名指しで「後藤君が幹事で」。さからえん。
回覧を回す。課長ちゃっかり参加の印…
しかし、部内は参加5人。少な!
1/14 土曜日の出社は月二回。他の人達みんな風邪。うそだろ!
仕事も終わりに近くなると
「後藤君!あなたこの書類まったく見当はずれの事してるじゃないの!」
お怒りのご様子。
「いえ、それは、客先の都合で見積範囲が変更になった為ですが…」
「そう、ならいいわ、しっかりやってちょうだい!」
あやまらねぇのかよコイツ!
この時点で会社辞めようかなぁとの考えが頭をめぐる。
まぁ歓迎会終ってから考えればいいやと。
「では皆さんいきま~す」と先に会場へ。
きたねぇ居酒屋。いつものおやじ。馬鹿な店員。まずいつまみ。
司会俺。
「新たに赴任されました佐藤課長の歓迎会を執り行いたいとおもいま~す」
シーン
おぃ!もっと盛り上がれよ野郎共!
「それでは課長より赴任のご挨拶をどぞー」
シーン
おぃ!なんか言えよ!
「え~っと」てんぱる俺。
「この度赴任しました 佐藤です。これからもキツイかもしれません。
脱落するものも居るかもしれませんが、私について来れない人は辞めて下さい
先に言っておきますので、よろしくお願いします。」
俺「・・・」
同僚一同「・・・」
佐藤「・・・」
おやじ「・・・」
店員「なにしやしょ?」馬鹿!
10秒程度後
「まぁ乾杯しましょ~ね、では係長よろしくぅ~」
係長「乾杯・・・」
さみしく言うなよ!もっと「かんぱ~い (雰囲気ホンワカ) 」じゃないの?
しかたない、飲むか。
シーン
なにか話せよおまえら!箸の音しか聞こえねぇじゃねぇか!
「課長、どぞ」とビールを。
「いいです!自分で飲みますから!」おー怖い。
「そ・そうですか・・・」
無音時間長すぎる、俺には耐えられんよ。
「あのさぁ、この間さ、○○株式会社の△△っているじゃん?」
シーン
反応しろ!ってーの!
「あいつさ、カツラっぽくない?ププッ」
シーン
笑ってんの俺だけかよ!
「でさ、あいつさいつも威張ってるじゃん?でも社長の前だとさ
後藤さんとか呼ぶんだぜ~ププっ」
シーン
おまえら裏切り者!
佐藤「他社の担当者の悪口を言うのは良くないと思いますけど?」
俺「ごめんなさい・・・」
皆「・・・」
おやじ「???」
シーン
店員「なにしやしょ?」ばかやろう!
一時間で終る歓迎会ってなに?
なんか様子がおかしいぞ課長。
取り合えず店出た瞬間に同僚達はすぐさま帰宅!早すぎる!
会計係りの俺、玄関に向ってる課長。
なんかフラフラしてる。
「課長大丈夫ですか?」
「キニシナイで!一人で帰れますから!」
顔が青いよ?それになんか気持ち悪そうだし。
さよならといいつつちょいと後をつけてみる。
店と店の間に消えたぞ!なに?どれどれ?
吐いてんじゃん!これはチャンスタ~イム
「課長、大丈夫ですか!」
「来ないで!大丈夫だから!来ないで!」