異変に気づかされた彼氏。さらに妊娠。。「盲目の少女-5」

その日、僕はいつもの様にこのかの見舞いに来ていた、
「おっはよ~!」
気持ちよく挨拶すると、彼女はにっこりと微笑んでくれて
「おはよ、しずちゃん…うふっ」
笑顔で応えるこのか…俺はいつもの様に客人用の椅子へ腰をかけようとしてた…
「あれ?」


だがそこに何か置かれていた…『遠藤 雫様へ…このDVDをどうぞお持ち帰り下さい』
誰だろ、こんなものを…?だが僕は胸騒ぎがしていた。
あまりにも気になったので、その日は早めに帰宅する、そして自室でその数十枚も及ぶDVDの
『始めてはこれを見てネ』と書かれたのを観るのだった…

暗い病室が映った…そこはよく知っている場所だ、これはこのかの病室じゃないか!
「すぅ…すぅ…」
眠っているこのか…するとそんな彼女に顔がぼかし処理された男が近づいてきてた
「起きて…このかちゃん、僕だよ…雫だよ」
!?それは…俺の声だった、いや正確には声真似だろうけど
「ん…しずちゃん?」
「ん…あれ、もう朝なの…眠いよぉ…」
だけど目の見えないこのかには、それは僕だと思ったらしい…こいつ一体何を!
そして…そこから始まったのは、その男によってこのかが犯される光景だったのだ。
いや、このかからしたらそれは、僕との初めて結ばれた光景なのだろう…
なんという事だ…僕はただ呆然とその様子を見続けていたんだ…
すると声を加工処理したのだろうと思われる声が、DVDから聞こえてきた…
『やぁ…初めまして、このかちゃんの初めての男になった偽しずちゃんです』
こ、こいつ!
『ちなみにこのかちゃんには正体をバラしてないからね、彼女は君とエッチし続けているつもりなんだ』
それはまるで事実を再確認させるかのようだった…
『だから他の連中、特に警察なんか言っちゃ駄目だよ~このかちゃんにバレちゃうからね!』
!そうか…こいつそれで…
『このかちゃんと僕との愛の営みは、ばっちり編集してそのDVDに録画してあるから、おかずにしてね~』
こいつ…つまりこんなにDVDにまとめれる程にこのかを!
『もちろん無修正だから~それと、第一部最終巻は必ず見てね…くくく!!』
ふざけるな~!!!僕は悪夢を見てるかと思った…だがおそらく事実なんだろ…

「どうしたの?黙って…元気ないの?」
「うん…ちょっと、いや大丈夫大丈夫!」
キョトンとした表情のこのか…その可愛らしさは出会ってから変わらない、
本当にあんな事があったのかと思えるくらいだ…


ふと思う、もしかしたらあれは作り物じゃないだろうかと、最近はCG処理で色々とコラもできる時代だ
あんなDVDも作れるのだから…本当は…
だけど、どうやってそんな事を確認すればいい…どうすれば…そうだ!
ガバァァ!!
「ひゃん!!?」
僕はこのかを押し倒していた、あんなのを見たから頭が狂っていたかもしれない。
そうじゃなきゃ、こんな事はしないだろ…実際にヤレばいいんだって考えも…
「しずちゃん…昼間なのにするの?」
!?…今、このかの口から衝撃的な言葉が漏れた…。
「いいよ、ずっと昼間もしてほしいって思ってたもん」
「くぅぅぅ!!!」
それは…あのDVDが事実だという証拠だった、くそ…僕はどうにかなっちゃいそうだった。
だからそのまま欲情をぶつけようとしてた…このかの下半身を脱がしてパンツも!
雰囲気も何も無い…僕はただの獣になっていた。
僕は股間の自分のを彼女の…初めて見るアソコの中へ一気に挿入させた。
「うぁぁっ!!」
初めての女の子の中の感触…凄かった…でも、それは僕だけだったんだ。
「…ねぇ、なんかいつもと違うよ?こんなの物足りないよ…」
!!?まるで頭をハンマーで殴られたような感じだ…この時に僕の心に受けた衝撃は…
「本当に今日、変だよしずちゃん…体調がおかしいの?」
もうこのかにとっての、いつもの僕とはあいつの事だったんだ…僕じゃ満足しないんだ。
「ごめん…やっぱり昼は駄目みたいだ、体調もおかしいし…帰るよ」
「そうだね…また夜に気持ちよくさせてね」
もしも彼女の目が見えたなら…僕の泣き顔を見られるところだったかもしれない…


あれから数ヶ月、僕はこのかと会っていない…
どんな顔で会えばいいのか分からなかったんだ。
僕は死んだ眼でDVDを見ていた、当然にあのDVDだ…
あの男と好きな女の子…このかのセックスしている姿を見ている、自慰行為をしながらに…
見てる内に思い知らされる、こんな激しいセックスをしていたら僕の素人行為じゃ満足しないだろ。


あの清楚だったこのかが、あんなに淫らになってる…俺の声をした別の男に好きにされて
喜んでいるんだそれを僕だと思って…だけど本当の僕じゃ満足させてあげれないんだよ!
ちなみに最終巻と書かれたDVDはまだ見てない、あれを見たらこのかとの関係が終わると
思ってしまったのだろう…

そんなある日に電話がかかってきた、このかの病院からだ…
バキィィ!!
僕は行くなり、彼女の父親に殴られたんだ!
何故そうなったかは、久しぶりの彼女の姿を見て理解した。


「このか…」
「あっ、しずちゃん…えへへだいぶ大きくなったよ」
それはお腹を膨らませたこのかの姿だったんだ。
「もう妊娠7ヶ月目なの…もう堕ろせないわ」
看護婦の冷酷な一言…このかは僕の子だと思ってるが、別のあの男との子を孕んでしまったんだ。
「君との交際は知っていたが…もう少し良識のある子だと思ってたよ」
「でもね…あの子たら凄く喜んでいるの、あんな待遇で好きな男の子供を授かるなんて幸せな事だし…」
このかから聞いたのだろ、僕とエッチしてた事を…本当はキスすらしてないのに…

帰宅してすぐにあの最終巻と書かれたDVDを観た…何て事だろうか!
その内容は、男が妊娠検査薬でこのかを検査しているものだった。
当然に判定は陽性だった…
もしもあの時に…すぐにこれを観ていたら最悪の事態を防げたかもしれない…
もちろん僕の子だと思ってるこのかは拒否してたかもしれないが…

「責任とります…彼女は…このかは!僕が幸せにします!!」
僕は次の日に、彼女の両親にそう告げた…
例え本当は誰との子だろうが、このかは僕の子だと思って産むんだ…
だから僕が責任をとらないと…彼女を受け入れてくれる奴は他に居ないのだし
もちろん本当の事を知られるわけにはいかないから、僕が彼女を抱く事はできないだろ…
つまり本当の僕とこのかの子供は作れないんだ…もう絶対に…
でもあの日の約束を守る為にも…僕が彼女は幸せにしないといけない。


僕は法律的に結婚できる歳を迎えると、すぐに彼女と籍を入れていた。
まだきちんとした結婚式は行っていない、戸籍上の紙の上での結婚だった。
彼女は病院に居るのにに変わりは無いままだったが…
その間に、彼女は出産した…それは女の子だった、彼女似の凄く可愛い赤ちゃんだったんだ…
よかった、もしもこのか似じゃなければ、この子を愛せなかったかもしれない…

その後、このかに退院して一緒に暮らそうと言ったのだが、まだ病院の外には出たくないらしい
「ごめんね…でも怖いの…」
盲目の彼女の為に一緒に暮らす家は、そういう風に改装する事にしてたが
それでも彼女は病院から出たくないらしい…よほど慣れない外が怖いのか。

だが僕は、まだ事態を…事実を軽く見てたようだった…

それを知ったのは、数ヵ月後にまた置かれていたあのDVDだ。
恐る恐るそれを観て現実を思い知らされた…
それは妊婦状態のこのかを犯す男の姿だった、まだ陵辱の日々は続いていたんだ!
病院から退院したく無かったのは、外が怖いからじゃない…
彼女は…このかは、この病院内での性行為の虜になってたんだ。

やがて僕にある知らせが飛び込んできた…ついこの間出産したばかりなのに…
このかは二人目の赤子を身篭っていたのでした。

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